夏を感じる

トマトさん

作  : 田中 清代

価 格: 本体900円+税

出版社福音館書店

あらすじ

ある暑い夏の日、真っ赤に熟れたトマトさんが、地面に、どったと落ちてしまいます。ミニトマトたちは小川へ「ころころぽっちゃん」と飛びこんでいきますが、トマトさんは体が重くて転がっていけません。太陽に照らされているうちに、トマトさんは、どんどんあつくなってきて……。大胆かつ繊細な銅版画で描かれた、トマトさんの迫力満点の表情をお楽しみください。

表紙のインパクトで驚かされますが、内容はとても繊細なお話です。ページをめくるたびに、色鮮やかな世界が広がって、夏の爽快さが絵本から伝わってきますよ。この季節だからこそ、もっと楽しんで読める一冊です。

まほうの夏

  : 藤原 一枝

作・絵: はた こうしろう

定 価: 本体1,300円+税

出版社岩崎書店

あらすじ

夏休みにおかあさんのいなかに行った。虫取り、海水浴、木のぼり…圧巻は海釣り! 大自然のなかで思いっきり遊んだ、ぼくと弟のまほうの夏の想い出で描く絵本。

みなさんは子どもの頃、どんな夏休みを過ごしましたか?私は夏休みの間中、祖父祖母がいる田舎へ行っていました。少し行けば、海もあり山もある。絵本の中の兄弟と同じように、毎日がワクワクの連続でした。たくさんのことを知らない間に学んでいたのですね。お子様に読んであげながら、自身が経験した夏休みのお話をしてあげるのも良いのではないでしょうか。