みなさん、
コロナ禍で育児疲れしていませんか?
 2020年、コロナウイルスという歴史上においても大きな出来事が世界中を駆け巡りました。2022年を迎えた今もなお、その脅威は続いています。自然の前では私たち人間は無力なものです。
 そしてコロナ禍において、子ども達の育つ環境も大きく変わりました。公園に遊びに行くこと、水族館や動物園などに出かけること、友だちと気兼ねなく会うこと、今まで当たり前にできていたことができなくなりました。「あれもしてあげたい、これもしてあげたいけどしてあげられない・・・」そんな思いを親御さんたちは持たれたのではないでしょうか?
 コロナ禍で、あるお母さんとの会話の中から気づいたことがあります。
「子育てって実はシンプルなんですね。」
 「子どもの遊び場が全部閉所となって、毎日どうしようか悩んでいたけど、朝起きてご飯食べて、教育テレビを見たら、近くの公園まで散歩。帰ってお昼ごはん。お昼寝、起きておやつ。散歩、家で遊んで晩御飯。お風呂に入って、お話を読んで寝る…。そんな毎日の繰り返しだけど、私も子どもにとっても、とても楽チンでイライラすることなく穏やかに過ごせました。ごはんもまとめて作り置き、簡単料理、たまには宅配。夜は友達とオンラインで女子会。コロナ禍だからこそできることが増えました。」
 ほんとにそう!子育てってシンプルなものなのです。
食べて・寝て・遊ぶ・学ぶ
 この繰り返しが子どものこれからの成長を支える大きな土台になります。
 子どもの目線で考えると、遠くのレジャーランドより近くの公園、外食よりもお庭や公園でのピクニック、高価なおもちゃよりも折り紙や粘土といった、親である私たちが子ども時代に楽しかった遊びで十分。スマホゲームやYouTubeより、トランプやかるた、オセロ、UNOなどなど。そう考えると、親子で楽しめるものってたくさんありますよね。
 子育ても、私たちの日常も、すべて実はとってもシンプルにできています。複雑に、ややこしくしているのは私たち大人自身なのかもしれないですね。
 コロナ禍の子育ては本当に大変です。ですが、子どもたちにとって今しかない大切な「子ども時代」を豊かに過ごせるように、手を取り合い、助け合いながら子育てをし、今一度人が育つ上で、生きていく上で大切なことを共に学びましょう。