重症心身障がいのお子さんを対象とした「ひかり」開校
平成29年から、多機能型児童発達支援事業「きらり中庄」に、重症心身障がいのお子さんを対象とした児童発達支援・放課後等デイサービス「ひかり」を開設しました。重症心身障がいを抱えたお子さんには医療ケアが必要で、受け入れ可能な事業所はまだまだ少ない状況です。(岡山県内9カ所：2018年6月現在)
ひかりでは、その受け皿として、お子さんに遊びや運動を通して様々な刺激を受け経験を重ね、楽しむことや苦手なこと、好きな活動を一緒にみつけていきたいという思いをもとに活動しています。そして、それをご家族に共有し、親子の元気な生活を支援することを目指しています。

● 児童発達支援事業
対象：未就学児　重症心身障がい児
1日の定員：5名
開所日時：月曜日～金曜日(土曜日はご相談ください) 9：00～15：00

● 放課後等デイサービス
対象：就学児(高校3年生まで)　重症心身障がい児
1日の定員：5名
開所日時：月曜日～金曜日(授業後)　14：00～18：00
　　　　　土曜日・祝日(休業日)　9：30～15：30
　　　　　春・夏・冬の長期休み(平日)　9：00～15：00
　　　　　※日曜日や祝日、お盆や年末年始はお休みです。

● 活動内容の特徴
①専門スタッフによる発達支援
保育士や児童指導員、センターの専門職(OT・ST等)がチームになって、発達支援を行います。
②リハビリではなく、ハビリテーション
お子さんがもっている機能を有能化していくことを目指しています。一人一人のお子さんにとってどのような育みが必要かを見極め、伸び伸びと自信をもって成長できるようサポートしていきます。
③ペアトレなどの家族支援
親御さんがよりよい支援者となることを目的としたペアトレを行っています。観察・記録の中で気付きを得て、支援者の視点をもつためのサポートです。

きらりの療育　倉敷・児島・中庄・玉島・水島
「ともに育ち　ともに生きる」を理念に掲げ、“できた！”という達成感や自己肯定感をお子さん自身が味わえるように、スモールステップの支援サービスを提供しています。

● 遊びの支援
玩具の使い方やお友達との関わり方、やり取りをする方法などを大人がサポートしながら学んでもらいます。
また、様々な遊びを体験し、遊びの興味をひろげていきます。

● おべんきょう・運動遊び
生活につながる指先動作（スプーンやお箸・ボタン・ペン操作等）や運動課題、コミュニケーションの方法等、個々の発達段階に応じた課題に取り組みます。

● 昼食・おやつ
衛生面や生活習慣を学んでいきます。食べる動作だけではなく、“友達を待つ”“いただきますの挨拶をする”“準備当番”等にも取り組みます。

歌（選ぶ・伝える・座る）や運動遊び、協力遊び、順番活動、ルールのある遊び、勝敗活動など個々の発達段階に応じた活動に参加していきます。

きらりでは、親御さんに寄りそいながら、お子さんとスタッフが信頼関係を築き、お子さんに本当に必要な支援を行います。気になることがあればいつでもご相談ください。笑顔でお待ちしています。

０歳から１８歳までそれぞれの育ちのステージにあわせて切れ目のない支援を行っています。基本的生活習慣の自立はもちろん、色々な活動を通して各種感覚・社会性・言語・コミュニケーション力の育成を目指し、お子様が集団生活の中で生き生きと活動ができるようサポートを行っています。また、より豊かな生活適応・集団生活適応のために『相談支援』『保育所等訪問支援』を行いご家庭・学校等と定期的に連携を図っています。

私たちが療育を行う上で最も大切にしているのは『しっかり褒めて次につなげる』ことです。児童発達支援では言葉でのやり取りをベースに様々な活動、遊びを通して生活に必要なスキル・コミュニケーション力の向上を目指しています。放課後等デイサービスでは、生活能力の向上から学習支援までお子様一人ひとりに合わせた支援を行っています。また、園や学校への訪問も行い、先生や保護者の方と連携を取り、より良い支援を目指しています。

子どもたちの年齢や発達に応じて、集団療育や個別療育を行っています。集団療育では、小集団の中で色々な経験を通して、お友だちとの関わり方やルールなどを身に付けてもらいます。個別療育では毎日の生活に役立つ力が身につくように支援をし、子どもたちの『できた！』『楽しい！』という気持ちを大切にしています。

お子様には個別にアセスメントを行い、1人1人の発達に合わせた個別支援計画を作成します。
生活習慣やコミュニケーション力など具体的な目標を定め、その目標に向かいどのように支援を行っていくのかを明確にします。
年に2回程度、保護者の方や学校、幼稚園、保育園の先生方と情報を共有し、必要に応じて支援の見直しを行います。
お子様の発達の課題、療育の効果を具体化・明確にすることで、お子様や家族に寄り添った支援を行います。

個別療育や集団療育を通して、お子様の発達や特性に応じた課題を設定し、一人一人に合わせた支援を提供することを目指しています。

認知言語促進プログラムに沿って①視覚操作、②言語(理解・表出)、③記銘(視覚・聴覚)、④文字(読字・書字)、⑤数への概念、⑥運動(微細・粗大)などの課題に取り組んでいきます。
また、ルールのある遊びや友達とのやり取りを通して、様々な場面の中で、状況判断する力を養ったり、相手の気持ちを考えたりしながら思いやりの心を育みコミュニケーション力や社会性を身につけられるよう支援します。

園・学校に訪問し、それぞれの環境での様子を伝えあい、どんな手立てが必要なのか確認しています。また、保護者の方とは写真付きの連絡帳を通して活動の様子を伝えています。定期的に面談も行い、お子様の成長や課題等について話し合う場を設けています。

お子様一人一人の素敵な笑顔がたくさん引き出せるよう、そして生き生きと輝いていけるような支援を行っています。随時見学も行っていますのでお子様のことで気になることがありましたらぜひ相談してくださいね。

「アトリエぬかごっこ」はマイペースにものづくりができる6～18才(小学生～高校生)を対象としたアトリエです 。絵を描いたり、粘土を触ったり、 楽器を演奏したり、新しい遊びを考えたり、お菓子を食べながら話をしたり、何もしないでぼーっとするのも自由です。例えるならトモダチの家に行くような感じかもしれません。 日中一時支援事業と一般アトリエの二つの利用が可能です。みんな!アトリエぬかごっこへカモン!楽しいよ～!

NPO法人ペアレント・サポートすてっぷは、障がい児の保護者が同じ立場の保護者を支える活動をしている団体です。障がい児の子育てに必要な様々な情報を集約した冊子「倉敷子育てハンドブック ひとりじゃないよ」刊行したり、障がい児の保護者の居場所「うさぎカフェ」（倉敷市粒浦）を運営したり、様々な保護者支援活動を展開しています。「誰に相談したらいいのかわからない」という不安を抱えている方、ちょっとくつろぎながらお話ししてみませんか？

※倉敷子育てハンドブックの購入方法はHPをご覧下さい。