KidsDo コンテンツ解説

vol.8 KidsDo vol.8 画像

P-3 はんたいのことば

○ねらい

・人の話を理解する力をつける遊びです。

  • はんたいのことば
○ポイント

反対の言葉を認識することは、その言葉を深く理解する上で役立つ方法です。反対の言葉は、生活の中でお子さんと一緒に楽しく見つけるのが良いですね。言葉の意味について、実体験を通して身に着けておくと、読書や人の話を理解する力が育まれます。

反対の言葉を知ることで語彙を増やすことができ、さらにその言葉の意味をはっきりと際立たせて理解することができます。つまり、対義語の学習は語彙力を強化するための適切な訓練方法なのです。

また、対義語を知ることで、物事を分類したり、知識を整理する際にも役立てることができます。例えば、「シャツ、ズボン、くつ」の中で、脱ぐことはできるのに、履くことができないものは?といった具合にです。

対義語の学習は、ゲーム感覚で楽しみつつ、読み取る力や表現する力を自然に身に付けることができます。ぜひ積極的に学びたいですね。

P-5 ぼくの わたしの やくわり

○ねらい

・自立への基礎を身につけます。

  • ぼくの わたしの やくわり
○ポイント

お手伝いは、許可をすぐに与えないのがポイントです。「大きくなったから、これはそろそろやらせてあげても良いわよ」というスタンスで話してみてください。
もったいぶることで子どもは成長を認められていることを嬉しく感じますし、待たなくてはならないくらい「大事なお仕事」であることを知ります。そして、任された時には、「やった、やるぞ!」という気持ちになります。
ちょっとしたことですが、「やりなさい!」と頭ごなしに言われるよりも、ずっと効果的かつ自立的に行動しはじめるケースが多い方法です。

また、褒めるときも、「すごいね!」「いいね!」と、おだてるような表現ではなく、「ここまでできるようになったね」「助かるな」「うれしいわ」という、成長を讃える言葉や、感謝や喜びを伝える表現を選んでください。人のために行動する喜び、人が喜ぶことをする楽しさを実体験してもらいましょう。

子どもにとっては、ほぼ何でもしてもらうばかりが習慣になっている時期ですので、これは新しい体験になります。人のために力を尽くすことを喜べる感覚を持っていると、幼稚園や小学校はもちろん、大人になったときにも社会でのストレスが軽減されるでしょう。

社会に出たら、自分のメリットを追いかけるばかりでは通用しません。人のために動くことも多くなります。でも、人のために力を尽くすことを喜べるなら、それも「良かった」と思うことができ、ストレスを抱えにくくなるのですね。
そして、今回のお手伝いの一番のポイントは、縦絞りの習得です。縦絞りは、横に絞るよりも力を入れやすいため、子どもが絞りやすい方法です。何度もいっしょに持って、もしくは横でやり方を真似させて、しっかり覚えてもらいましょう。最初にこれを教えてあげると、びしゃびしゃのテーブルを拭き直す手間も省けるなど、後が楽になりますよ。

お手伝いを通して、暮らしの技術についてある程度やり方を習得し、家の中で役割を持つことで、人のことを考えられるようになっていきます。ぜひ、楽しんで取り組んでみてくださいね。

ただし、ドアやトビラなどの危ない場所でのお手伝いは、大人がしっかり監督しながら実行させましょう。

P-6-7 今月の10の基本動作

  • 今月の10の基本動作
○ポイント

小さいうちにできるだけ多くの基本動作を経験しておくと、将来、それらが組み合わさった複雑な動きをスムーズに行いやすくなります。運動は脳への刺激も与えることが分かっていますので、さまざまな動作を積極的に取り入れましょう。自分の身体をコントロールする体験を幼いうちから培っていきたいものです。

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